10年くらい前、ある老夫婦が飼っていた老犬が真夜中に庭から誘拐され、翌日、撲殺体で発見されたんですが、犯人は若い男で、別にその老犬に吠えられてうるさかったとかいう理由もなく、ただムシャクシャしていたという理由で攫って、死ぬまで棒でなぐり続けたんですと。

人間が動物を故意に殺すと動物虐待の罪に問われるし、飼い主がいる場合は器物損壊とか他にも色々あるみたいですが、どちらにしろそれほどの罪にはなりません。でもだからこそ、やった事はやった事として例え微罪にしかならなくても被害を取り下げるべきではなかったと私なんかは思うんですが、この老夫婦は「犬よりも人間の方が大事だから」と、この犯人を許してしまったんです。
この老夫婦は犬を愛してなかったわけではないでしょう。殺した若造の事も憎みたかったには違いないでしょうが、どうせ微罪だし「許す」事でこの若造の善意を呼び覚まそうとしたのかなーと思いますが、私は納得いきませんでしたし、今も納得していません。
「許すか許さないか」を決めるのは飼い主ではなく殺された犬です。殺された犬の霊はこの老夫婦の判断に、「(゚Д゚)ハァ?」と思ったんじゃないかなーと思います。そして今件の娘さんの霊も、オヤジのコメントに「(゚Д゚)ハァ?」と言ってる―――そんな気がします。
社会が悪い、学校が悪い―――だけどオヤジ、あんたも同じだよ、と。